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水沼貴史が語るマリノス優勝と秘話。
小5の喜田拓也、引退の栗原勇蔵へ。

posted2019/12/12 11:15

 
水沼貴史が語るマリノス優勝と秘話。小5の喜田拓也、引退の栗原勇蔵へ。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

小学生の頃からマリノスの下部組織で育ったMF喜田拓也。主将として15年ぶりのJ1優勝に貢献した。

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水沼貴史

水沼貴史Takashi Mizunuma

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J.LEAGUE

 15年ぶりにマリノスがJ1優勝を果たしました。OBとして誇らしい戦いぶりでしたし、クラブが躍進した要因をこうやって話せるのは嬉しいですね。

 最終節はリーグの記録を塗り替える6万3854人の大観衆が日産スタジアムに駆けつけ、最高の雰囲気の中でシャーレを掲げることができました。

「マリノス優勝」がよぎったのは第29節の湘南ベルマーレ戦(3-1)。

 ラグビーW杯開催中のためニッパツ三ツ沢球技場で行われたんですが、この日のスタジアムの雰囲気も最終節同様に素晴らしかった。収容は1万5000人ぐらいですが、日産スタジアムに負けず劣らずの熱狂、臨場感。あの試合で選手もサポーターも勢いに乗れたような気がします。

甦ったマリノスサッカーのDNA。

 ここまで盛り上がったのは、マリノスが「おもしろい=攻撃的」なサッカーを見せたからではないでしょうか。優勝以上に魅力的な試合を多く見せたことに価値を感じます。

 Jリーグ発足以降、マリノスといえば「堅守」のイメージが強かったかもしれません。日本を代表するDFを多く輩出してきたこともありますが、優勝争いに常時加わっていた2000年代前半、岡田(武史)さんが率いていた'04年の優勝時も堅い守備がベースにありました。

 ただ、マリノスの前身である日産(自動車サッカー部)は、読売クラブ(現・東京ヴェルディ)を追い越そうと、攻撃的なサッカーを掲げていました。今回の優勝はもともとマリノスが持っていたDNAが戻ってきたように感じ、とても嬉しかったです。 

【次ページ】 リーダーシップを発揮した喜田。

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