酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
2019年プロ野球選手データ大調査。
実は全914人の半数以上が投手!
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2019/03/10 11:30
吉田輝星は175cm84kg、2001年1月12日生まれ、秋田県出身。このデータだけでも色々な楽しみ方がある。
BMI上位は常連の長距離砲が。
<BMI上位>
35.19:井上晴哉(ロ)内野手
34.87:山川穂高(西)内野手
34.62:バルガス(ロ)内野手
33.31:中村剛也(西)内野手
32.45:石原彪(楽)捕手
BMI、いわゆる肥満指数になると、おなじみの顔ぶれが並ぶ。
西武の山川と中村は、ポジションも被るし、同じ右打者だし、遠目では区別がつかない。西武、ロッテ戦ではこれに井上とバルガスが加わるのだから、もうおなかいっぱいである。
<BMI下位>
19.87:三森大貴(ソ)内野手
20.81:戸郷翔征(巨)投手
20.90:川瀬晃(ソ)内野手、沼田翔平(巨)投手※育成
20.91:周東佑京(ソ)内野手※育成
なぜかソフトバンクの内野手が多い。春季キャンプでは育成枠ながら周東のスピード感が高く評価されていた。
投手が52.3%と過半数超え。
以下はポジション別の平均的な体格・年齢になる。
投手 478人(61人)、182.2cm、84.7kg、26.2歳
内野手 197人(19人)、178.9cm、82.5kg、26.2歳
外野手 148人(17人)、180.5cm、84.3kg、26.6歳
捕手 91人(13人)、178.2cm、84.6kg、26.9歳
投手が全体の52.3%と過半数を超え、内野手が21.6%、外野手が16.2%、捕手が10.0%となっている。
昨年、日本一になったソフトバンクは一軍で54人の選手を起用したが、このうち28人が投手だった。しかし平成元年のダイエー・ホークスは、47人の選手を起用したが投手は18人だった。平成の30年で投手の分業化はさらに進み、試合で投げる投手数は増え続けているのだ。
なお日本ハムの白村明弘は今春のキャンプ中に投手から外野手に転向を表明したが、登録上は、2月末時点でまだ投手の登録なので、そのままにしている。