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<現地記者分析>コロンビア、Wエースの再誕。~ハメス・ロドリゲス&ラダメル・ファルカオ~ 

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ファビアン・ロソ

ファビアン・ロソFabian Rozo

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posted2018/01/15 06:00

<現地記者分析>コロンビア、Wエースの再誕。~ハメス・ロドリゲス&ラダメル・ファルカオ~<Number Web> photograph by AFLO
4年前のブラジルで、1人のスターが誕生した。
エースと目された男は負傷のためピッチ外にいた。
そして今大会、2人の主役がついに融合する。
彼らは南米の強国を栄光に導けるのか――。

 今から4年前、ブラジルの地で目にしたワールドカップの記憶は、今も我々コロンビア人の脳裏にしっかりと残っている。

 躍動する祖国の黄色いユニフォームを、国民は誇らしげに見つめていた。あの夏、コロンビアはワールドカップ史上、初めてベスト8に進出することができた。

 主役がいた。

 ハメス・ロドリゲス。

 ブラジル人をも魅了した美技、そしてマラカナンでの決勝トーナメント1回戦、ウルグアイ戦での2得点は22歳の若者を国民的英雄にした。ハメスはスターとなり、大会後にはレアル・マドリーに移籍。彼のキャリアにとっても最高の1年だった。

 その舞台に立てなかった男がいた。

 ラダメル・ファルカオ。

 コロンビアのエースと目された男は負傷で大会を欠場し、母国の活躍をピッチの外から見守った。コロンビアをブラジルワールドカップに連れて行ったストライカーは、ワールドカップをまだ知らない。


 それから4年、コロンビアは再びワールドカップの舞台に立とうとしている。

 今チームには、ふたりのエースがいる。

 ファルカオとハメス。

 ブラジルでは実現しなかった、国を栄光に導くかもしれないふたつの才能の融合に、人々は大いなる期待を寄せている。

 南米の強国コロンビア。世間にはそんなイメージがある。おそらくそれは、1990年代中盤のコロンビア代表が世界に与えた印象が生んだものだろう。

 カルロス・バルデラマ、ファウスティーノ・アスプリージャ、フレディ・リンコンら、奇才が集まった当時の代表チームは世界を魅了した。インサイドキックとはバルデラマのためにあり、アスプリージャの筋肉は誰よりもしなやかだった。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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ハメス・ロドリゲス
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