プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
IWGP王者・棚橋弘至に感じる不安。
2月の大阪で思い出す、あの敗北感。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2019/01/30 11:30
一旦はオカダ・カズチカ時代へ傾いた流れを、一気に引き戻してみせた棚橋弘至。この栄光は、いつまで続くのか?
「素晴らしいレスラー達が新日本を離れていくが」
念を押すようだが、ホワイトには勢いがある。
「どうしてなのか、オレにはわからない。KUSHIDA、ヤングバックス、ケニー、素晴らしいレスラーたちがこの場所(新日本)を離れていくようだが、それがどんな意味を持っているのか、オレにはわからない。
でもオレはここにいる。
そして、BULLET CLUBもここにいる。オレたちの時代がやって来る。オレは棚橋からベルトを奪ってやる。新チャンピオンはこのオレ、スイッチブレイドだ! みんなに見せつけてやる。この新日本という団体にも見せつけてやる」(ホワイト)
こう言い切るホワイトの勢いは、簡単には止まらない気がする。