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代わり映えしないリストの中で、
西野監督の“色”を象徴する2人。
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2018/05/22 07:00

人材過多なボランチのポジションで選ばれた青山の起用法に、西野監督の構想のヒントがある。
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岡崎と大迫を充実度では上回る。
青山の招集と同じように、武藤の代表入りにもオプションを増やす効果が見込める。ハリルホジッチ前監督は構想に含まなかった2トップが、現実味を帯びていくのだ。
これまでの実績で考えれば、武藤の序列は岡崎と大迫に次ぐ3番手である。しかし、クラブでの充実度はライバルを上回る。武藤の合流にはFWだけでなく、攻撃陣全体を刺激する効果がある。
西野監督になっても、日本代表にドラスティックな変化はなかった。それでも、指揮官は現実的な範囲内で独自の〈色〉をチームに付け始めた。
あとは、カラーが結果に結びつくか。ここから先は時間との闘いである。
