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王者の輝きあり、伏兵の大健闘あり。
10大ネタで今季ブンデスを振り返る。 

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遠藤孝輔

遠藤孝輔Kosuke Endo

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posted2018/05/11 16:30

王者の輝きあり、伏兵の大健闘あり。10大ネタで今季ブンデスを振り返る。<Number Web> photograph by Getty Images

バイエルンがマイスターシャーレを掲げるのは見慣れた光景だが、今季ブンデスでは様々なトピックスが起きていた!

大迫所属のケルンがまさかの屈辱。

<7.名門ケルンが2部降格>

 昨シーズン5位と躍進した名門がクラブ史上2度目の最下位に沈み、昇格4シーズン目に2部降格が決まった。

 よもやの低迷を招いた“戦犯”は、イェルク・シュマトュケ前SDだろう。退団したアントニー・モデストの後釜として、ジョン・コルドバにクラブ史上最高額の移籍金を投じながら、この新戦力がまるで使い物にならなかったからだ。

 主軸のヨナス・ヘクターやレオナルド・ビッテンコートの負傷離脱、ペーター・シュテーガー(現ドルトムント監督)前政権下でのマンネリ化なども敗因に挙げられる。守護神ティモ・ホルン、マルセル・リッセ、マルコ・ヘーガーらケルンが地元の主力に加え、国外の有力クラブから引きがあったヘクターも残留宣言したのがせめてもの救いだろう。

<8.昇格2クラブが余裕の残留>

 昨シーズンのライプツィヒとフライブルクには見劣りするとはいえ、昇格組の健闘も称賛に値する。ドイツ南西部の名門、シュツットガルトは今年1月の監督交代(ハネス・ボルフ→タイフン・コルクト)を機に、見事なV字回復を遂げた。

 新体制の初陣となった第21節以降の勝点は28。冬の移籍市場で'09年夏以来となる古巣復帰を果たし、16試合で8得点を挙げたマリオ・ゴメスの活躍が際立った。

 もう1つの昇格クラブであるハノーファーは、ビッグネーム不在ながら規律のある組織的なサッカーで前半戦に躍進。自身初の二桁ゴールを達成した地元出身のCFニクラス・フュルクルク、来季のシャルケ行きが決まったCBサリフ・サネという攻守の両輪が安定飛行の原動力となった。

【次ページ】 ハンブルガーは初の降格が現実味。

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