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ただのマッチョではありません!
千葉ジェッツ・原修太の肉体革命。 

text by

青木美帆

青木美帆Miho Awokie

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2018/04/20 16:30

ただのマッチョではありません!千葉ジェッツ・原修太の肉体革命。<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

Twitterフォロワー数1万人突破を記念し代表の島田慎二氏とともにブースター30名を招待した飲み会も開催した原修太。

原はただのマッチョではない!

 体の感覚をトレーニングで磨いたことで、体のちょっとした不調に気付けるようになった。

 たんぱく質豊富な食事を心がけ、無頓着だったアイシングをしっかり行い、苦手なストレッチに長く取り組もうとするようになったのも大きな変化だ。

 原はただのマッチョではない。

 強靭な筋肉と理にかなった身のこなしで爆発的なエネルギーを発揮し、ジェットエンジンで大空に飛び立てるマッチョになったのだ。

「『筋肉をつけすぎじゃない?』と言われるけど……」

 昨季のブレイクを経て、原は今季も序盤はプレータイムをコンスタントに獲得し、11月から2月にかけてスタメンで起用された。

 しかし現在はプレータイムがやや減少している。

「役割のディフェンス、リバウンド、速攻にからむところで、もう少し貢献できるはずなのにできていない部分があります」

 そんな中で、原はある意地をもって残りのシーズンとCSを戦いたいと言った。

「よく『筋肉をつけすぎじゃない?』と言われるんですが、そのたびにこの体で結果を残して見返したいし、考え方を変えていきたいと思っています」

 最終的な理想像は100kgの体重で跳べる選手。

「跳べて、走れて、切り返せるガタイのいいやつです。それこそ、200kgで今の動きができたら200kgでもいいです(笑)」

 200kgはともかくとして、前半部分は決して実現不可能なことではないのかもしれない。

【次ページ】 近い将来、理想のボディを手にいれたら……。

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