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Bリーグと代表を戦い抜くタフさを!
東京五輪へ男子バスケ強化の道筋。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byAFLO
posted2017/10/20 11:30
ここ最近の代表戦でも常連となっている篠山。日々の研鑽がキャリアの充実、そして2020年へとつながる。
Bリーグの成長イコール、日本人選手の成長。
代表での活動を言い訳にしなかった理由を、篠山はこう話す。
「小さいころから、色々な良い指導者の方にめぐりあえてきたので、そういう精神的な面は鍛えてもらったと思いますし……。
やっぱり、言い訳するとすごく楽というか、気持ちもすごく楽になります。だけど真正面からぶつかって、苦労すれば良いことがあるというのを肌で感じているので。“この合宿があったから……”と悪い方には絶対に考えませんし、言いませんし、試行錯誤しながらやっていきたいと思います」
「日本のバスケットボールは1つです」
渋谷戦後、篠山がレギュラーシーズン終盤戦からチャンピオンシップ(CS)まで、好調の一言では片付けられない成長を見せたのは周知の通りだ。
与えられた環境を成長の糧にするのか、調子が悪くなったときの言い訳にしてしまうのか。その一つひとつの積み重ねが、成長か停滞かの分かれ目になる。
アルゼンチンからやってきたフリオ・ラマスHCはこう話す。
「日本のバスケットボールは1つです。Bリーグが成長したら、イコール、日本人選手も成長して代表も強くなっていく。国内での競争が高まった場合、代表も成長します。自動的にそうなります。アルゼンチンもそうですし、スペインもそうですから」
Bリーグの誕生が代表の成長につながることは、長期的に見れば間違いない。
もちろん、他の国も成長するための努力を続けているのは当然で、日本代表のレベルがあがっても、他国の成長度合いがそれを上回れば、世界での立ち位置はいつまでたっても変わらないだろう。