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経営陣の本気を示した補強。サンダーの挑戦は続く。~NBAのスター争奪合戦に、出費を怖れてはいられない~ 

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宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

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photograph byGetty Images

posted2017/10/17 07:00

経営陣の本気を示した補強。サンダーの挑戦は続く。~NBAのスター争奪合戦に、出費を怖れてはいられない~<Number Web> photograph by Getty Images

5年2億500万ドル(約230億円)のNBA史上最高額で契約延長したウェストブルック。サンダーへの愛を貫いた。

 行き詰った時こそ、思い切りのいい攻撃をすることで道が開け、勝機が見えてくることがある。それはコート上の戦いでも、チーム強化でも同じことだ。

 この夏、オクラホマシティ・サンダーのフロントは壁を乗り越えるために攻めに転じた。去年夏に大黒柱ケビン・デュラントをFAで失ったときに、ファンは小規模マーケットの限界を嘆いた。もう一人の柱で、昨季リーグMVPに選ばれたラッセル・ウェストブルックも、後を追うようにすぐに他のチームに移籍してしまうのではないかと危惧する声も聞かれた。

 その状況を打開したのが、攻めの姿勢だった。7月のトレードでペイサーズからポール・ジョージを獲得し、9月、キャンプ直前にはニックスからカーメロ・アンソニーを獲得した。若手4選手と2巡目指名権を出しただけで、オールスター2選手を獲得したのだ。

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