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パラ五輪の陸上・水泳は期待度高し!
フォームの違いは、個々の研究の証。
posted2016/09/06 17:00
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
AFLO
オリンピックは8月21日(現地時間。以下同)に終了し、9月7日からはリオデジャネイロパラリンピックが始まる。
2020年に東京開催が決まってから、日本でもパラリンピックへの関心が高まり、選手が紹介される機会も増えてきた。
今大会も、NHKが過去の大会よりも放送時間を増やし、スカパーでも24時間放送の専門チャンネルによって放送される。
また選手たちも、競技への認知度を高めたいと意識している。強化体制もこれまで以上に整い、大会に照準を合わせてきた。
注目競技の1つが、陸上だ。パラリンピックは、障がいの種類やその程度に応じて、クラスに分けられている。そのため、例えば100mでも複数の種目が実施される。トラック&フィールド、マラソンで計177種目がある。
日本からは男子20名、女子16名の計36名が参加する。2012年のロンドンパラリンピックでは、銀3、銅1の計4つのメダルを獲得。今大会はロンドンで手にすることができなかった金メダルをはじめ、飛躍を期している。
世界記録が次々塗り替えられる男子走り幅跳び。
特に注目を集める1人が、17日に決勝が行われる男子走り幅跳び(T42クラス)の山本篤。世界選手権を連覇している。
今年に入り、世界新記録が次々に塗り替えられるなどハイレベルなシーズンとなっている。熾烈な争いの中で表彰台を狙う。
また走り幅跳び(T47)の芦田創は、昨年の世界選手権で6位。15日の決勝にメダルをかける。
車いすのトラックレースは、海外のレベルの高さをロンドンで痛感させられた。
そんな中、昨年の世界選手権で、男子400m(T52)で金メダル、1500mでも銅メダルを獲得したのが佐藤友祈。ロンドン大会を観て競技を始めた佐藤は競技歴は浅いが、瞬く間に第一線に躍り出た。その勢いのまま、13日決勝の400m、15日決勝の1500mでメダルを目指す。