岩渕健輔、ラグビーW杯と東京五輪のためにBACK NUMBER

ラグビーは“わかりやすい”競技!?
岩渕健輔が語る「原点回帰」とは。 

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岩渕健輔

岩渕健輔Kensuke Iwabuchi

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posted2015/02/04 10:30

ラグビーは“わかりやすい”競技!?岩渕健輔が語る「原点回帰」とは。<Number Web> photograph by AFLO

日本代表とマオリ・オールブラックスとの親善試合では、秩父宮ラグビー場に2万人を超える観客が集まり、2004年以降で最多記録を更新した。

日本代表チームこそが、牽引役である。

 では、試合会場にいかにして足を運んでいただくか。

 日本代表チームが決定的に重要な役割を担っているのは、指摘するまでもありません。代表チームが活躍して結果を出せば自然と関心は高まりますし、日本ラグビーの牽引役として、トップリーグなどを活性化させていくことも期待できます。

 と同時に重要なのは、真に質の高いコンテンツを提供すること。具体的に言えば、世界トップレベルの面白い試合に触れてもらい、ラグビーの「素」の魅力に触れてもらうことです。

 たとえば2011年までの日本代表は、国内で試合を行なっても1万人以上の観客を集めることがなかなかできませんでした。しかし2013年からは、2万人近いお客さんが入る試合が出てきました。

 なぜか。結果を出すようになったこともさりながら、あまり予備知識がなくても楽しめるような、レベルが高くて面白い試合が増えてきたからです。

 その点では、スーパーラグビーも大きな役目を担います。MLBのワールドシリーズを観て、野球の面白さを再発見したと語る人は少なくありません。日本代表の試合と同様に、2016年に実現するスーパーラグビーへの参戦は、ラグビーのイメージを一変させる起爆剤になるはずです。

開放感や気持ちよさという、ラグビーの「原点」。

 ラグビーがわかりやすく、楽しいスポーツであることを理解していただくための取り組みは、これからも続いていきます。まずは試合会場にいかにして足を運んでいただくかというテーマは、2019年や2020年、さらにはその先の未来に向けた検討課題でもあります。

 そこで私たちに最も求められているのは「原点回帰」。自分たちが初めて楕円形のボールを手にしてグラウンドを駆け抜けた時のような、清々しい開放感や気持ち良さ、そして素朴な感動を再確認し、一人でも多くの方々にストレートに伝えていくことではないでしょうか。私は最近、よくそんなふうに感じています。

(取材・構成:田邊雅之

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