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長谷部「ミーティングは必要ない」。
“結果論”を受け入れる覚悟と共に。
text by

寺野典子Noriko Terano
photograph byGetty Images
posted2014/06/24 10:45

ザッケローニ監督は、キャプテンとして、人間として、そして選手として長谷部誠に全幅の信頼をおいている。コロンビア戦、日本の誇りを見せ付けてほしい。
4年間でチームは大きく成熟した。
段取り上手で面倒見が良い長谷部は、そのポジション同様に、常にチームの真ん中で気を配った。常に前を向くその姿勢が、チームの指針にもなったはずだ。若い選手たちは、キャプテンをイジりながらも、その人柄に強く惹かれ、年上の選手たちは長谷部に任せれば大丈夫だと感じている。
そして4年が経ち、もうキャプテンが先導する必要性もないほど、チームは成熟したのだろう。ミーティングを実施したとしても、キャプテンが音頭をとらずとも必要な行動がとれるチームであることに変わりはない。
6月23日午後3時半から、日本代表はクイアバのスタジアムで公式練習を行なった。強い日差しの中で、アップメニューを続ける選手たちの声が、スタジアムに響く。
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これが最後の練習になるのか? その答えはわからないけれど、とにかく、戦い尽くす。
そのことだけに集中してほしい。
