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2位のレバークーゼンで準レギュラー。
サッカーに全て捧げる細貝萌の情熱。 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byREUTERS/AFLO

posted2013/01/12 08:02

2位のレバークーゼンで準レギュラー。サッカーに全て捧げる細貝萌の情熱。<Number Web> photograph by REUTERS/AFLO

高校時代はトップ下、浦和レッズではCB、SB、WB、ボランチ、アウクスブルクではボランチ、レバークーゼンでは主にSBでプレーしてきた細貝。どのポジションでも献身的なプレーを見せるが、今年はレバークーゼン、日本代表での「本職」ボランチでの定位置確保が期待される。

オフにはギリギリまで日本に滞在しようとする選手達。

 今シーズンのウインターブレイクではサッカー教室のために2泊4日の強行スケジュールで日本に滞在しただけだ。残りはヨーロッパで過ごしている。そんなブンデスリーガの日本人選手など、他にいない。だから、同じドイツで戦う他の日本人選手からは冷やかされる。

「みんな基本的には、(ウインターブレイクに突入したら)すぐに日本に帰って、ギリギリにドイツに戻るという感じ。だから、『なんで日本に帰ろうとしないの?』と言われますよ(笑)」

 オフをどのように過ごすのかは選手それぞれにあったやり方があり、その過ごし方に良いも悪いもないと言いながら、自らのウインターブレイクの過ごし方についてはこう説明する。

「ヨーロッパでシーズンを戦うにあたって、むこうで生活することがすごく大事だと思います。日本にいれば普段会えない人と会いたいと思うし、家族とも会える。でも、1年に1回(シーズン終了後には)会えるわけですから。自分としては、こっち(日本)にいて色んな人と食事に行ったりするよりは、ドイツに残って、のんびりとシーズン再開に向けて生活しているほうが、結果的にいい。そうした方がシーズンを終えたときに悔いがないと思うんです」

日本代表の試合後のわずかなオフさえも練習に割く徹底ぶり。

 同様のエピソードならば事欠かない。

 例えば昨シーズン終了直後、W杯最終予選を含めた日本代表の活動を終えたあとのオフのこと。少しの休暇を挟んだ後、細貝はグアムに向かっている。多くの選手が日本で羽を伸ばしたり、リゾート地で体を休めていたのだが……。グアムで行なったのは、今シーズンに向けた自主トレーニングだった。

 ちなみに、細貝は昨シーズン、ブンデスリーガで戦ったすべての日本人選手のなかで最多となる32試合でプレーしている。それだけ多くの試合でプレーしたのだから体を休めることに専念するという選択肢もあったはずだが、細貝が選んだのは今シーズンに向けて最高の準備をするという道だったのだ。

「試合に使ってもらうというのはすごくポジティブだし、それで自分は成長できる。ただ自分は試合に出たときにプレーにすごくムラがあるんですね。そういうのをなくすためにはやっぱり、出来ることをやっていかないといけないのかなという風には思うんですよ」

【次ページ】 本田圭佑や長友佑都と同学年の細貝。

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