SCORE CARDBACK NUMBER

フィギュア四大陸で銀!
羽生結弦の可能性と課題。
~シニアデビュー1年目を検証~ 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

PROFILE

photograph byREUTERS/AFLO

posted2011/03/12 08:00

フィギュア四大陸で銀!羽生結弦の可能性と課題。~シニアデビュー1年目を検証~<Number Web> photograph by REUTERS/AFLO

4歳からスケートを始めた羽生。憧れの選手は、トリノ五輪金メダリストのプルシェンコ

「驚きました」

 大会を振り返っての当人のコメント以上に、観る者が驚かされ、演技にわくわくした。先日の四大陸選手権で、大会史上、男子シングルでは最年少で銀メダルを獲得した羽生結弦である。

「今年は挑戦の年です。どれくらいシニアで通用するか」

 シーズン開幕前、抱負をこのように語っていたが、自身でも予想以上の手ごたえを得た年となったのではないか。

 16歳の羽生は、昨シーズン、ジュニアグランプリ(GP)ファイナルで小塚崇彦以来2人目、世界ジュニア選手権では高橋大輔、織田信成、小塚に続く4人目の優勝を遂げ、今シーズンからシニア参戦を果たした。デビュー戦となったNHK杯で4位と上々の滑り出しを見せた羽生は、ロシアでのGPこそ7位にとどまったものの全日本選手権で4位と健闘し、四大陸選手権で表彰台に上ったのである。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 525文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

#羽生結弦

フィギュアスケートの前後の記事

ページトップ