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「メッツの成功はセンガの健康にかかっている」《防御率リーグNo.1》千賀滉大の“日本人が知らない”米国リアル評…その裏にある「まさかの進化」

posted2025/04/25 06:02

 
「メッツの成功はセンガの健康にかかっている」《防御率リーグNo.1》千賀滉大の“日本人が知らない”米国リアル評…その裏にある「まさかの進化」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

開幕から好投を続けるニューヨーク・メッツの千賀滉大。規定投球回には未達ながら、4度の登板で防御率0.79と驚異的な数字を誇る

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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 連日、大谷翔平をはじめロサンゼルス・ドジャースのニュースで盛り上がる日本の野球ファンたち。だが、アメリカの反対側、東海岸ではニューヨーク・メッツの千賀滉大が圧巻の投球を見せている。規定投球回数にはまだ到達していないものの、4月24日時点で、4試合22.2イニングを投げ、防御率0.79という驚異的な数字を叩き出している。昨季は右肩を痛めて早々にチームから離脱するなど相次ぐけがに苦しんだ千賀だが、今季の躍進のウラには投球スタイルの「ある変化」が――?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

 ニューヨーク・メッツの千賀滉大が、2025年シーズンのナショナル・リーグで規定投球回数不足ながら、防御率0.79(4月24日時点)という驚異的な数字を叩き出している。4試合で22.2イニングを投げ、3勝1敗、WHIP0.97、被打率.190──堂々たるエース級の成績だ。

注目選手が集まるドジャース報道が多いが…?

 だがこの快進撃、日本のメディアではそれほど大きく取り上げられていない。

 もちろん、父親になった大谷翔平、そして同じロサンゼルス・ドジャースで三振を量産する山本由伸や大型ルーキー・佐々木朗希が話題をさらう中で、千賀の静かな試合のニュースが陰に隠れがちなのは仕方のないことなのかもしれない。

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 一方で、そんな千賀に対して高評価を見せているのが、現地アメリカのメディアだ。

【次ページ】 「お化けフォーク」は健在も…更なる進化が?

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