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「体重33kg減」108→75kgに激ヤセ…医者が怒った「お前、死ぬぞ」血圧240で救急車、死にかけた吉本芸人が柔術に救われた話「衝撃のビフォーアフター」

posted2025/04/13 11:06

 
「体重33kg減」108→75kgに激ヤセ…医者が怒った「お前、死ぬぞ」血圧240で救急車、死にかけた吉本芸人が柔術に救われた話「衝撃のビフォーアフター」<Number Web> photograph by Tadashi Hosoda

ガリットチュウ福島善成(47歳)。5年前に柔術に出会い、体重33kg減を果たすまでを語った

text by

布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

PROFILE

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Tadashi Hosoda

「お前、死ぬぞ!」ガリットチュウ福島善成(47歳)は医者に怒られた。MAX体重108kg、血圧240……死にかけた吉本芸人が語る、「柔術に出会い、33kg減を果たすまで」。【全2回の前編/後編も公開中】

◆◆◆

体重108kg、血圧240…「お前、死ぬぞ!」

「もし柔術と出会っていなかったら、僕は死んでいたかもしれない」

 熊谷茶とのコンビで活躍中のガリットチュウ福島善成は多数のモノマネレパートリーで有名だが、自分の人生はブラジリアン柔術に救われたと思っている。

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 というのも、船越英一郎のモノマネで知名度を一気に上げた後、体重はMAXで108kgまで増加し、体は悲鳴をあげていた。

「お酒と肥満と血圧で、病院では『血圧を下げるための薬は一番強いのを飲まないと無理』といわれていました」

 血圧は最高で240mmHg。40代の男性の平均血圧は125.8mmHgといわれているので、その倍もあったことになる。もともと血圧が高い家系だった。「だから僕は180mmHgが正常というか、平均だという感覚だったんです」。

 血圧はちょっとやそっと高くても大丈夫とたかをくくっていた。だが、7年ほど前、救急車で緊急搬送される。気がついたら集中治療室にいた。

「そのとき心拍数は180(平均は70~80)もあったので。先生から『いつ死んでもおかしくない』と診断されて。それでも僕は翌日の営業に行こうとして。先生に『休みなさい! お前、死ぬぞ』って怒られました」

「柔術なら、年をとってもできるかな…」

 2020年10月27日、三途の川を渡る一歩手前の福島に、大きな転機が訪れた。知人に誘われる形で、桜庭和志がプロデューサーを務めるグラップリング(レスリングに絞め技や関節技を加味した組み技格闘技)のチーム勝ち抜き戦『QUINTET』を観戦しに行ったところ、「この競技だったら、年をとってもできるかな」とひらめいた。

【次ページ】 「イテテッ」初日は全身筋肉痛

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