- #1
- #2
格闘技PRESSBACK NUMBER
「体重33kg減」108→75kgに激ヤセ…医者が怒った「お前、死ぬぞ」血圧240で救急車、死にかけた吉本芸人が柔術に救われた話「衝撃のビフォーアフター」
text by

布施鋼治Koji Fuse
photograph byTadashi Hosoda
posted2025/04/13 11:06

ガリットチュウ福島善成(47歳)。5年前に柔術に出会い、体重33kg減を果たすまでを語った
コロナ禍、仕事が激減し自宅にいる時間が増えた福島は妻と衝突する機会が目立って増えた。しかし、柔術の道場に足繁く通うようになると、夫婦喧嘩は激減したという。
「練習に行ったら、絞めたり関節をとったりして、まるで“殺し合い”のような雰囲気。脳が闘いにめっちゃ集中するじゃないですか。余計なことを考えないから、脳がスッキリするんです。体の疲労感はあるけど、日常の怒りはすっかり収まっている。
筋トレでひとりバーベルを上げるより、男同士で組み合った方がテストステロンは分泌される、とも聞きました。ザッカーバーグが『柔術は全身運動で、筋肉もバランスよくつく。これほど素晴らしい競技はない』と語るのも納得しますね」
体重33kg減「禁酒も食事制限もしていなかった」
ADVERTISEMENT
本業のお笑いがどんなに忙しくても、柔術のことを忘れたことはない。福島は「時間をやりくりしながら、最低週5は練習している」と打ち明ける。
「舞台の仕事になったら、稽古にガッツリ時間をとられるので、めっちゃ忙しくなるんですよ。でも、都内に柔術の練習場所は至るところにあるので、舞台の稽古の合間を縫って柔術の練習の方もやるようにしています。中には行けない理由を作っている人もいるけど、やろうと思えばやれるんですよ」
柔術を続けた効果はてきめんで、スタートしてからは禁酒や食事制限をするわけでもなかったのに、どんどん体重が落ち、最終的に75kgで落ち着いた。最高体重が108kgだったから、じつに33kg減。いまは血圧の数値も安定しているという。
「普段通りのご飯を食べていたのに、練習を週5でやっていたら、体重は勝手に落ちていきましたね。食べたいものを食べ、お酒も飲んでいたけど」
人間、必死になってゴロゴロしていたらみるみるうちに贅肉も落ちていくということか。
「最初は自宅近くの道場で野良(自主トレ)でやっていた。エアコンもないところだったので、練習が終わったら汗だくになっていて」
吉本社員が「僕も柔術やります!」
特別な食事制限することなく体重が落ちるとなれば、ダイエットに関心の高い人たちも気になるだろう。福島も「ダイエット目的で柔術を始める方はいると思います」と考える。