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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「ロウキ・ササキほど注目株ではないが…」菅野智之“35歳メジャー初勝利”に米メディアが胸熱のナゼ「映画と同じ年齢というだけで驚き」
posted2025/04/11 06:00

35歳でメジャー初勝利を挙げたボルティモア・オリオールズの菅野智之。元巨人の大エースによる、ベテランの新天地への挑戦を現地はどう受け止めたのか
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph by
AFLO
今季からメジャーリーグのボルティモア・オリオールズに加入した菅野智之。長らく巨人のエースとして活躍した35歳は、2度目の登板で初勝利を手にした。西海岸では、鳴り物入りでロサンゼルス・ドジャースに入団した23歳の佐々木朗希のニュースが連日、喧しく報じられている。その一方で、日本球界ではベテランの立場だった男の「セカンド・チャレンジ」も、現地では今後、静かな話題を呼ぶかもしれないという。アメリカでの「リアル評」を現地記者に聞いた。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
4月初旬、カウフマン・スタジアムの通路に歓声が響いた。
メジャーリーグ挑戦2試合目の先発マウンドに立ち、初勝利を挙げたボルティモア・オリオールズの菅野智之が、ランドリーカートに乗ってチームメイトのビールシャワーを浴びたのだ。35歳5カ月――日本人先発投手としては最年長の初勝利だった。
「日本ではベテラン、アメリカではルーキー」
だが、アメリカでは“ルーキー”として、誰よりも若々しい祝福を受けていた。
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「日本ではベテランだけど、アメリカではルーキー。彼が初勝利を挙げたことはチーム全体にとっても喜びなんだ」
そう語ったのは、この日2回に先制タイムリーを放ちバットでも菅野の援護をした女房役のゲイリー・サンチェス。「今日は本当に楽しかったよ」と笑顔を見せた。