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大谷翔平は「今季55本以上打てる!」NHK解説者・小早川毅彦が東京ドームの現場で確信した「二刀流復帰でも打撃成績は落ちない」根拠とは
text by

小早川毅彦Takehiko Kobayakawa
photograph byNanae Suzuki
posted2025/03/27 11:01

東京シリーズ、カブス対ドジャース2回戦でピアーソンから本塁打を放つ大谷。小早川毅彦氏は大谷とドジャースの仕上がりをどう見たのか?
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もう一つ、同じ第2戦の9回表、フォアボールで出塁していた大谷が一塁走者で、トミー・エドマンのセカンドゴロでダブルプレーというシーンがありました。テレビでどれくらい映ったのかわかりませんが、二塁に滑り込んだ大谷は一瞬ですが左手を突いていましたね。
そのプレーができているということも含めて、本人の中ではもうかなり大丈夫、という感じになっているのではないでしょうか。アメリカでの開幕より10日ほど早い公式戦に合わせて、早めに調整を進めていたとは思いますが、全体的に体調面、プレー強度ともにゲーム感覚は問題ない状態にもってきているな、と見えました。
今季55本以上打っても驚かない
数字のことは簡単には言えませんが、私は大谷の今季のホームラン数は昨季の54本を上回るんじゃないかとさえ思います。普通に考えれば、ピッチャーに復帰する今シーズンは打撃成績が落ちてもおかしくないんですが、そこを超えてくるのが彼じゃないかな、と。開幕シリーズでは盗塁は見せませんでしたが、盗塁も思ったよりやってくるんじゃないかと予想しています。
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さて、ここまで打撃についてお話ししてきましたが、実は東京ドームで私が最初に注目したのが、「投手・大谷」についてのある兆候でした――。
〈全2回目の1回目/2回目の「投手・大谷」と「ドジャースの今季」編を読む〉
