「“はねトび”の伊藤ちゃんがバレーボール選手と結婚を決めた日」移住して10年…北陽・伊藤さおりが語る、売れっ子芸人からアスリート妻になるまで―2024下半期読まれた記事 

　コンビにボケやツッコミの役割があるように、番組の中ではレギュラーメンバーのキャラクターが構成されていた。伊藤さんの立ち位置は「いわゆる普通の女の子」で、コントに花を添える役回りが多かった。

　ネットアイドルの“夢子ちゃん”としてコンサートをして、歌詞も書いた。「アイドル気分を味わえるいい経験だった」と笑える思い出もある一方、「大変なことは？」とたずねると「うーん」と数秒頭に手を当て考えた後、リアルな答えが返ってきた。

「バニーガール、ですね。ただでさえ私は遊びでプールに行く時も競技用の水着を着るような性格なのに、本当のバニーガールの衣装を着せられて。食い込みもそれはもう……すっごいわけですよ（笑）。あれは思い返しても、きつかったです」

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　天才たちに触発されながら奮闘してきた売れっ子芸人時代。息つく間もない日々を過ごす中で、伊藤さんには新たな出会いも訪れていた。

©︎Tadashi Hosoda

　男子バレーの東レアローズ（現・東レアローズ静岡）元主将で引退後は監督を務めた篠田歩さん。東京と静岡の遠距離恋愛が始まったのも、『はねるのトびら』に出演していた頃だった。

〈第2回につづく〉