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甲子園決勝から中4日で「超異例の登板」のナゼ…高校代表で京都国際・中崎琉生が見せたタフさ 甲子園→代表合宿直行も「すごく楽しいです」

posted2024/08/30 17:11

 
甲子園決勝から中4日で「超異例の登板」のナゼ…高校代表で京都国際・中崎琉生が見せたタフさ 甲子園→代表合宿直行も「すごく楽しいです」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

甲子園で初優勝を果たした京都国際のエース・中崎琉生。異例の「中4日」登板にはどんな理由があったのだろうか?

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沢井史

沢井史Fumi Sawai

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Hideki Sugiyama

 今年で7回目となる「甲子園後の風物詩」大学日本代表と高校日本代表との壮行試合は、8月28日に神戸で行われた。

 結果は1-7で大学日本代表が勝ち、投打で貫録を見せつけた。大学日本代表の先発を務め、今秋のドラフト1位候補に挙がる中村優斗(愛工大4年)が、最速153キロをマーク。以降、1イニングずつ大学トップの投手が登板し、高校日本代表を6安打1得点に封じた。

 大学日本代表と高校日本代表の壮行試合が初めて開催されたのは2015年。

 当時の大学日本代表は、投手では秋のドラフトの目玉と目されていた田中正義(創価大→ソフトバンク→日本ハム)や柳裕也(明大→中日)、打者は吉田正尚(青学大→オリックス→レッドソックス)らが主力で、開催された甲子園で吉田が2本塁打を放つなど、いきなり大学生のパワーを見せつけた。

 それからも高校日本代表は大学日本代表に点差をつけられて敗れる大会が続いた。

 一方で、19年は先発の佐々木朗希(大船渡→ロッテ)、宮城大弥(興南→オリックス)や西純矢(創志学園→阪神)らが継投して、当時の大学日本代表の中心打者だった牧秀悟(中大→DeNA)らが並ぶ強力打線を相手に5-5の引き分けに持ち込んだ試合もあった。

なぜ高校代表の先発は中崎だった?

 今年も点差がついた格好となったが、高校日本代表の先発のマウンドに立ったのは甲子園で初優勝を飾ったばかりの京都国際のエース左腕の中崎琉生。104球を投げた決勝の登板からわずか中4日の登板だった。

 甲子園の決勝戦まで勝ち進んだ投手が壮行試合の先発を務めたのは、15年の小笠原慎之介(東海大相模→中日)しかいない。ちなみに、小笠原は決勝戦から中5日の先発だったが、2回を投げ5安打3失点と甲子園の疲労を感じさせる内容だった。

【次ページ】 甲子園優勝→日本代表へ「直行」

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