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「新アリーナを日本バスケットボールの聖地にしたい」。千葉ジェッツ富樫勇樹の想いを支え、スポーツを中核に据えた街づくりに挑む三井不動産の挑戦

posted2024/06/12 11:00

 
「新アリーナを日本バスケットボールの聖地にしたい」。千葉ジェッツ富樫勇樹の想いを支え、スポーツを中核に据えた街づくりに挑む三井不動産の挑戦<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

2024-2025シーズンから千葉ジェッツのホームアリーナとなる「ららアリーナ東京ベイ」に入場する富樫勇樹

text by

福田剛

福田剛Tsuyoshi Fukuda

PROFILE

photograph by

Yuki Suenaga

「本当に夢のアリーナだと思います。プレーするのが待ち遠しいです。すごくワクワクしています」

 LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)の第一印象を聞かれた富樫勇樹は、4階席まであるアリーナをゆっくり見渡すと、笑顔を浮かべながら答えた。

「収容人数が1万人ということで、今までプレーしていた船橋アリーナの倍以上のファンの皆さんの前でプレーできるというのはプレッシャーにもなりますけど、満員のアリーナでプレーをするのが楽しみです。船橋アリーナにもたくさんの思い出がありますが、これからこのアリーナで歴史を作って、日本のバスケの新たな聖地になれるように頑張っていきたいと思います」

 5月29日、2024-2025シーズンから千葉ジェッツのホームアリーナとなる、ららアリーナ東京ベイのお披露目イベントが開催された。会場にはプロ転向を宣言したばかりのフィギュアスケーター・宇野昌磨も登場。7月27日・28日にこの地で開催するアイスショー「真夏の氷上祭典 THE ICE 2024」への想いを語った。

「これだけの規模の会場が新しくできたことをとても嬉しく思います。世界のトップスケーターたちとのコラボによって、『THE ICE』でしか見ることができないショーになると思います。たくさんのお客さんに囲まれて、その人達に僕たちが作り上げてきたものを披露できるというのは本当に特別で、その瞬間にしか起こらないいろんなドラマが生まれるはずです。このアリーナにふさわしい素晴らしいショーをお届けしたいと考えています」

最新設備を備えたホームアリーナをお披露目

 沖縄アリーナ(沖縄県沖縄市)、オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)、SAGAアリーナ(佐賀県佐賀市)と、ここ数年Bリーグ所属チームのアリーナ建設ラッシュが続いている。ららアリーナ東京ベイは、その中でも最大規模となる、収容人数1万人を誇る超大型多目的アリーナだ。4階建てのスタンドはコートでプレーする選手をより近く感じられるように、すり鉢型のボウルデザインを採用。コート上に設置された約423インチのセンタービジョンは迫力のプレーを映し出すだけではなく、多彩な演出でアリーナを熱狂に包み込む。

 3階にはVIPエリアを用意。バーカウンターを備えたラウンジやバルコニー席を隣接した「VIPルーム」(11室)や「VIPボックス」(8室)でラグジュアリー感たっぷりに試合観戦が楽しめる。さらに千葉ジェッツブースターが集い、交流できるラウンジ「ブースタースクエア」も設けられている。

【次ページ】 スポーツの力を活用した“行きたくなるまちづくり”への挑戦

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#富樫勇樹

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