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鍵山優真「“前向きな悔しさ”を胸に。今季の旅路で掴んだ手応え」

posted2024/05/26 09:00

 
鍵山優真「“前向きな悔しさ”を胸に。今季の旅路で掴んだ手応え」<Number Web> photograph by Asami Enomoto

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

PROFILE

photograph by

Asami Enomoto

 今年3月の世界選手権で、銀メダルを獲得した鍵山優真(21)。'21年の初参加以来、3度の出場とも『銀』という快挙である。安定感の源は――。そう問うと、彼は、鋭い現状分析と計画性を語ってくれた。

 オリンピアンでもある父の正和コーチと共に歩んできた。特筆すべきは、父が過干渉にならず、自主性を育ててきたことだろう。

「父は、目標や考え方、技術について強制はしてきません。むしろ僕の目標に父が付いてきてくれる、というやり方でした」

 中学3年だった15歳のとき、正和さんが脳出血で倒れた。

「すべて自分でやるしかありません。練習の計画も、試合での目標設定も。ただ、自分で考える積み重ねを高校時代にしたからこそ、良い計画を立てて経験を積むというスタイルが出来たんだと思います」

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