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女子体操「全員が10代」異例のメンバー構成に“懸念点”は? 最年少は16歳…パリ五輪に向け、強化本部長が語った“不安と伸びしろ”
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byGetty Images
posted2024/05/21 11:25
NHK杯で3連覇を達成した宮田笙子(19歳)。日本のエースとしてパリ五輪に向かう
〈2012年ロンドン五輪〉
新竹優子 21歳(北京五輪出場)
田中理恵 25歳
鶴見虹子 19歳(北京五輪出場)
寺本明日香 16歳
美濃部ゆう 22歳(北京五輪出場)
〈2016年リオデジャネイロ五輪〉
内山由綺 18歳
杉原愛子 16歳
寺本明日香 20歳(ロンドン五輪出場)
宮川紗江 16歳
村上茉愛 20歳
〈2021年東京五輪〉
杉原愛子 21歳(リオデジャネイロ五輪出場)
畠田瞳 20歳
平岩優奈 22歳
村上茉愛 24歳(リオデジャネイロ五輪出場)
芦川うらら 18歳
東京五輪ののち、時期はそれぞれに異なるが村上、平岩、畠田は引退。2022、2023年の世界選手権代表にはすでに五輪代表経験者はいなかったから、自然な流れかもしれない。
「ちょっと、怖いですね」懸念点はどこにある?
しかし懸念もある。4年に一度の大舞台は格別の緊張を強いられるが、経験者がいないことがどう影響するのかという点だ。
「ちょっと、怖いですね」
日本体操協会の田中光女子強化本部長もこう語っているという。ただ、そこで言葉は終わっていない。