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あなたが選ぶ「プロ野球“最強助っ人”外国人」ベスト5…4位バレンティン、3位カブレラ、では大差をつけた1位は?《00年代〜編》
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byBUNGEISHUNJU
posted2022/06/12 17:03
タフィ・ローズ、カブレラ、バレンティン…アンケート「00年代〜最強助っ人外国人」1位は?
3位 カブレラ 70票
いよいよベスト3の発表。3位にランクインしたのは、西武などで活躍したカブレラでした。
丸太のような腕、背中を反りバットを担ぎ上げるような独特の構え、場外まで飛ばす特大の一発……西武入団1年目で49本塁打を放ち、ファンの度肝を抜いたかと思えば、02年には当時の日本記録に並ぶ55本塁打も記録しました。
その脅威のパワーを物語るエピソードとして挙げられるのが、05年横浜戦、三浦大輔との対戦。西武ドーム(当時・インボイスSEIBUドーム)のレフト屋根に直撃し、グラウンドルールにより認定本塁打とされた一発は、推定飛距離180mといわれています。
状況によってコンパクトなスイングでヒットを狙う器用さも魅力で、規定打席に達した8年で計6度の3割超えを記録しています。
「桁外れのパワーで打つホームランには驚かされた。パワーベースボールを最上に体現してくれた助っ人らしい助っ人だった」(53歳・女性)
「ホームランはああいう腕っぷしの選手が放つのだと思うくらいの腕の太さにびっくりしたものです」(49歳・男性)
「中日VS西武の2004年日本シリーズ最終戦はカブレラのホームランで終わったと思った。ドラゴンズファンとしては悔しい一発だった。あの丸太棒の腕でガンガン打つカブレラは異次元だった」(63歳・男性)
「力強いパワーと、半袖のアンダーシャツから見えていた腕周りの太さから繰り出すホームランが記憶に強く残っています。出張中に新大阪駅構内で、偶然お会いし、サインをいただきましたが、紳士的な方でした」(55歳・男性)
「飛距離。とにかく飛距離。あの特大HRが忘れられない」(47歳・女性)
「ベルーナドームに通う度に180m弾の看板を見て戦慄が走るから」(46歳・男性)
2位 タフィ・ローズ 72票
72票を獲得し、2位に入ったのは外国人選手歴代1位の本塁打数を誇るタフィ・ローズでした。
ホームランのイメージが強いローズですが、96年の近鉄加入時の触れ込みは「俊足巧打のバッター」。実際、2年目に22個の盗塁を記録しています。それが4年目に40本塁打を放つと、以降はホームランを量産するスタイルに変化。“いてまえ打線”の中核を担い、01年には当時の日本記録に並ぶ55本、03年は51本、巨人に移籍した04年は45本で本塁打王を獲得しました。
05年オフに一度日本を離れますが、07年にオリックスへ。1年のブランクを心配する声もありましたが、蓋を開けてみれば2年連続40ホーマー以上を記録。チームが替われど、毎年ホームランを“打ちまくった”ローズは、00年代屈指のスラッガーと言えるでしょう。
「ホームランか三振かの極端さも好きだったが近鉄いてまえ打線の中核として抜群の働きをした」(58歳・男性)
「NPBで400本塁打を記録した唯一の外国人選手」(64歳・男性)
「構えやオーラがいかにも打ちそうだった」(46歳・男性)
「カブレラと甲乙つけ難いけど、通算成績考えたらタフィ・ローズ」(57歳・男性)
「独特のフォームから、ホームランを打つ姿がかっこよかった。ヒーローインタビューで日本語も話していて、記憶に残るスター選手です」(45歳・男性)
「カブレラとの数年に渡るHR王争いは面白く、仕事終わりに携帯電話で結果を見るのが私の日課でした。巨人退団後、1年のブランクがあったのにオリックスでHRを40本以上打ってまた楽しませてくれたのも印象深いです」(46歳・男性)