Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER
[各界からのラブレター]今年はこんな大谷翔平が見たい!――棚橋弘至「果敢なヘッスラはヒーローの証です」
posted2022/04/01 07:06
![[各界からのラブレター]今年はこんな大谷翔平が見たい!――棚橋弘至「果敢なヘッスラはヒーローの証です」<Number Web>](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/5/2/1500wm/img_5203e3dda80e6b1b94b58b948e6320cd282284.jpg)
1976年11月13日、岐阜県生まれ。今年、旗揚げ50周年を迎えた新日本プロレス“100年に一人の逸材”
text by

松本宣昭Yoshiaki Matsumoto
常識を軽々飛び越える彼ならどんな願いも叶えてくれるはず。シーズン開幕を待ちきれない、大谷ラバーズ有名人たちの熱~いエールを一挙公開!
プロレスラーになって、本当に良かった。
あの時、心から思いました。2018年9月、新日本プロレスのアメリカ遠征の際に、エンゼル・スタジアムで大谷翔平選手と記念撮影させてもらったんです。
大谷選手とは、実はこの1年ほど前に同愛記念病院でお会いしていました。偶然にも僕の主治医である立石智彦先生に、大谷選手も診てもらっていたからです。実際の大谷選手は物腰が柔らかくて、好青年で、男前。オカダ・カズチカ(191cm)よりも大きな体(193cm)には驚かされました。もし、僕に巨万の富があったら絶対プロレスラーにスカウトしますね(笑)。
僕は元高校球児で、ピッチャーも務めていました。ただし、2番手のサイドスロー投手。だから、豪腕と呼ばれる速球派に憧れるんです。中日ファンだから、小松辰雄さん、郭源治さん、宮下昌己さんが大好きでした。当時のピッチャーが投げる150km台の速球に驚かされていたのに、大谷選手は165kmですからね。痺れます。僕も来世では170kmを投げる予定です。
大谷選手のプレーの中でも印象的なのがヘッドスライディングです。二刀流を続けていれば当然、周囲は怪我のリスクを考えて「無理するな」と言うはず。それでも果敢にヘッドスライディングを試みるし、去年はホームスチールも成功させました。
