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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「若い世代がサッカーを90分見るのが難しくなったと…」 マンCとマリノスの日本法人に“eスポーツにガチな理由”を聞いた
text by
木崎伸也Shinya Kizaki
photograph byJan Kruger-UEFA/Getty Images
posted2022/03/13 17:03
世界最強クラブの1つであるマンチェスター・シティ。CFGグループもeスポーツ開拓に熱心だ
中村 私たちがチームを立ち上げたのは2018年、約4年前です。ヨーロッパのクラブが積極的にeスポーツに取り組み始め、当時1年間で約70クラブが導入したという記事を見て、今のうちにやろうと思って始めました。
選手契約やスポンサーへの価値創出など、スポーツビジネスの原理原則を当てはめればうまくいくという仮説のもと強化したところ、チーム設立から3年でeクラブW杯のゾーン2(東アジア地区)で優勝することができました。
ただ、アジア王者になっても、まだドメスティック感が抜けなかった。ここから先はグローバルプレーヤーの力を借りないと目指しているところまで行けないと考え、CFGジャパンに協力を打診しました。
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――「ブルーユナイテッドeFC powered by CFG」ということですが、どんな形の提携なのでしょうか?
中村 CFGやマンチェスター・シティの日本における活動のエクステンションを私たちブルーユナイテッドeFCが担います。たとえばスポンサーのアクチベーションのために稼動するというイメージです。
細かい話をすれば、なぜ今回「CFG Japan eFC」にならなかったかといえば、「ブルーユナイテッドeFC」という名前は、サッカーゲーム 『FIFA』の業界ではこの4年間でかなり認知されたと考えます。FIFAのミュージアムにもユニフォームが展示されていますし、ゲーム『FIFA』の中にも我々のチームユニフォームが搭載されています。
日本を代表するチームとしてブランドを生かしたいという気持ちがありましたので、「powered by CFG」もしくは「powered by マンチェスター・シティ」という形にさせて頂けないかと相談し、聞き入れてもらえた形です。
――横浜F・マリノスにもCFGの資本が入ってますが、マリノスとの関係は?
中村 日本国内の大会として「eJリーグ」があり、それがeW杯予選である「FIFA グローバルシリーズプレーオフ」につながっています。ブルーユナイテッドeFCのアグ選手がマリノスにレンタルで加入し、同大会にマリノスの推薦選手として出場しています。今年1月、マリノスはプレーオフ進出を決めることができました。
「バルサでプレーしたい」がチーム選びに影響することも
――2年前、eW杯王者のMoAubaがブレーメンからゲームチーム「FOKUSClan」へ移籍して話題になりました。サッカークラブのeスポーツチームと、純粋なeスポーツチーム、どちらが上といった格付けはあるのでしょうか?