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「ガチな野球ファン以外を取り込む」期待と不安渦巻く“ホリエモン新球団”は「球界の救世主」になりえるか<切り札はスポーツの賭け事!?> 

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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posted2021/09/23 11:04

「ガチな野球ファン以外を取り込む」期待と不安渦巻く“ホリエモン新球団”は「球界の救世主」になりえるか<切り札はスポーツの賭け事!?><Number Web> photograph by AFLO

「ホリエモン新球団」が本格始動。会見で堀江氏が明かした「球団を作った理由」と「将来構想」とは

本拠地、監督人事、選手集め……船出早々に直面する課題

 ただ一方で、地元野球関係者からの悪評も正直、数日に一回のペースで耳に届く。その多くが球団関係者の礼を欠いた言動や不義理にまつわる内容だ。その関連なのか、当初は本拠地と見込まれた北九州市民球場については「指定管理者」になる話も進まないどころか、来季はどれだけ使用できるか見通しが不明との話も伝わってきた。

 また、注目度の高い監督人事についても未定。選手集めは10月30日と11月3日の球団単独トライアウトで行われるが、それまでには間に合わない見込みだ。その中で有望選手を獲得するのは困難と言っていい。

 決してラクな船出にはならない。ただ、フェニックスに不満を唱える人たちも野球関係者だ。球団創立が野球界の発展や、選手をはじめとした野球にかかわる人たちの幸せにつながってほしいと願っている。心のどこかで期待しているのは間違いないのだ。

 だからこそ、堀江氏のこの言葉を今はただただ信じたい。

「継続が大事だし、仕組み化することが大事。アイデアを言って一発で終わったら、意味がないですから」

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