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フロンターレ、謎イベント再び ふろん太が南極・昭和基地に乗り込んだ「難局物語2020」って? 

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byNational Institute of Polar Research&Kawasaki Frontale

posted2020/09/11 11:30

フロンターレ、謎イベント再び ふろん太が南極・昭和基地に乗り込んだ「難局物語2020」って?<Number Web> photograph by National Institute of Polar Research&Kawasaki Frontale

南極から始球式に臨む予定のふろん太

新しい生活様式に合わせるような取り組みを

――来場者5000人の制限もありますよね。スタジアムグルメを販売するフロンパークも密にならないようにしなければならない。せっかくイベントを打っても、大きな反響を呼べないことも考えられるとは思うのですが。

「昨年までなら試合日一発でドンとやってきましたけど、今はそれができない。ならば発想の転換で、もっと長い目でプロモーションをやっていくことはできないかっていう考え方に立つようになりました」

――具体的に教えてください。

「これまでは試合日のイベントもそうですけど、スタジアムやフロンパークでしか基本的にコラボグッズやコラボグルメを買えないことで来場促進につなげていました。

 でも今は、スタジアムに行きたくてもチケットに限りがあって行けない。オンラインやグッズショップで一定期間を設けてコラボグッズを販売したり、コラボグルメの一部もフロンターレのカフェで出したりして、新しい生活様式に合わせるような取り組みを『難局物語2020』ではやっていこうと考えているんです」

教育や動画を通して長期的に

――プロモーションに協力する国立極地研究所としても南極での取り組みを多くの人に知ってもらいたいという思いがあると思います。「南極」をPRするアプローチも変えていく必要があったのでしょうか?

「スタジアムなどサッカーの現場だけではなく様々な方向に知ってもらうことが大切だと思っています。来週には市内の小学校で行われる南極学習にマスコットのふろん太が参加することになっています。

 8月には国立科学博物館にふろん太が行って南極のことを勉強した様子を公式You Tubeチャンネルでも流しています。こうやって教育や動画を通して少し長期的な取り組みをやっているので、そのことがうまくPRにつながればいいな、と」

【次ページ】 「南極と等々力を往復できるという設定でして……」

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