昇格・降格の規定は？

　再開に向けたJリーグでも話題になる「昇格と降格」の内容についても触れておきたい。

　Kリーグの結論からすれば、「昇格と降格は2チームに維持」される。

　Kリーグ1（1部）に所属する軍隊チームの尚州尚武（サンジュサンム）は、今年で尚州（サンジュ）市とのホームタウン契約が終了する。そのため、尚州市は2021年から新たに市民クラブを創設する必要がある。

　一方で軍隊チームの“尚武（サンム）”が、リーグ参戦を続ける場合は、新たなホームタウンを探さなければならない。その上で、2021年から新たなスタートを切る2チームは、すでにKリーグ2（2部）になることが確定している。

　こうした状況を踏まえ、今シーズン終了後は、1部から尚州尚武と最下位チームが降格。そして、2部の上位2チームが昇格する――というのが基本方針だ。

シーズン不成立の場合は、昇降格なし。

　では、尚州尚武が今シーズン最下位（12位）になった場合はどうなるのだろうか。

　まず、尚州尚武と2部の優勝チームが入れ替わる。そして1部の11位と2部のプレーオフの勝者が“昇降格プレーオフ”を戦い、残り1枠を決めることになる。

　尚州尚武が最下位ではない場合は、尚州尚武と最下位のチームが共に降格となり、2部の優勝チームと2部プレーオフの勝者が昇格する。このケースでは“昇降格プレーオフ”は行われない。

　また、シーズン成立の条件としては、1部リーグは22試合、2部リーグは18試合の全ての日程を消化した場合のみに限られる。その上で、1部リーグのみ成立した場合は、降格チームはあるが、昇格チームはなし。2部リーグのみ成立の場合は、尚州尚武だけが降格し、2部の優勝チームだけが昇格となる。1部と2部リーグともに不成立の場合は、尚州尚武だけが降格し、その他全チームの昇降格はないとする規定を打ち出した。

【次ページ】　再開の目処が立たないJリーグ。