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シティが抱えるアグエロ後任問題。
最適解はマンU有力のケイン強奪か。
posted2020/04/20 11:40
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トッテナムの大エースであるケイン。果たして新シーズンの選択肢は残留か、いずれかのマンチェスターか?
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![山中忍](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/90/img_4f05bd05dc2d4f80b2c6c821376695c35357.jpg)
山中忍Shinobu Yamanaka
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Getty Images
イングランドでは、3月後半から厳しい外出制限が続いている。ロンドンからの最後の「遠出」は、2カ月前のことだ。
2月19日、エティハド・スタジアムを訪ねた。ホームにウェストハムを迎えたマンチェスター・シティにとってはプレミアリーグで3試合前にすぎないが、雨のマンチェスター1泊2日は遥か昔の出来事のようだ。
それでも強く印象に残っていることは幾つかある。
あれは、シティがUEFAから2年間の欧州参戦禁止を言い渡された5日後だった。
試合後、エモーショナルに見えたペップ・グアルディオラ監督の様子。
格下に2-0での順当勝ちながら「信じられないほどの出来の良さ。攻守のすべてに満足している」とチームパフォーマンスを称えた指揮官の言葉。
前節トッテナムに敗れた(0-2)ショックを払拭した精神力。特に1得点1アシストで勝利の立役者となったケビン・デブライネの存在感。
そして、得点に絡み損ねたガブリエル・ジェズスの頼りなさだ。
チャンスを生かしきれないジェズス。
この4月で23歳になった移籍4年目のブラジル代表FWは、開始15分間弱で先制点と追加点を奪う決定的チャンスを手にしていた。トッテナム戦はベンチスタート、その前のシェフィールド・ユナイテッド戦(1-0)は自身に代わって出場したセルヒオ・アグエロが決勝ゴールを決める展開だった。それだけに、ジェズスにとってはアピールするのに絶好の機会と言えた。
だからこそ、慎重になりすぎたのかもしれない。
シュート前の余分なタッチが相手に守る時間を与えた。あの瞬間、記者席で前月にグアルディオラが口にした「ストライカーは数字の世界。ゴール前での嗅覚がモノを言う」とのセリフが脳裏に浮かんだのは、筆者だけではなかっただろう。