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平泳ぎ100m、200m五輪代表は?
新星の登場で四つ巴の大混戦に。
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![松原孝臣](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byGetty Images
posted2020/02/02 19:00
![平泳ぎ100m、200m五輪代表は?新星の登場で四つ巴の大混戦に。<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/3/7/700/img_37bf73eab920b9f594b24c6f447bde8d152584.jpg)
昨年4月の日本選手権で平泳ぎ200mの表彰台に上がる(左から)小日向一輝、渡辺一平、小関也朱篤。
積年の思いとともに、東京五輪を見据える。
昨年の世界選手権100mでも、メダルまで0秒30の小差で4位。
「必ずメダルを獲ります」
リオの借りもある。積年の思いとともに、東京五輪を見据える。
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小日向は日本選手権では3位になることも多かったが、昨年は壁を突破して2位に入賞し、初の世界選手権の代表となった。実に5年ぶりの日本代表入りでもあった。
193cmの渡辺、188cmの小関と対照的に、小日向の身長は170cm。そのギャップはあっても、熱心に取り組んできた。
萩野公介、瀬戸大也と同期でもある。小日向もまた、積年の思いが、日本選手権2位の泳ぎに込められていた。
佐藤は昨年の世界ジュニア選手権で銀メダルを獲得し、そして今回の優勝だ。北島がかつて所属していたのと同じ、東京SCで練習に取り組んでいる。フォームもまた、北島をほうふつとさせる。
「オリンピックでメダルが目標です」
それぞれに、東京五輪へ向けて歩んできた道があり、それぞれに懸ける思いがある。速さを追求して試行錯誤してきた時間がある。
でも、代表になれるのは、100m、200mともに最大で2人ずつだ。
熾烈な争いを制して代表をつかむのは誰か。
代表選考の対象となる今年4月の日本選手権まで、緩むことのできない日々が続く。
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