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<スペシャルQ&A>
武豊「50歳ユタカに50の質問」
posted2019/05/16 08:00

text by

片山良三Ryozo Katayama
photograph by
Tetsuya Ito
時代が平成から令和に変わり、5月26日、最初の日本ダービーを迎える。
30回開催された平成の“競馬の祭典”において、常に主役であり続けたのが武豊だ。
'98年 スペシャルウィーク
'99年 アドマイヤベガ
'02年 タニノギムレット
'05年 ディープインパクト
'13年 キズナ
歴代最多の5勝を挙げ、競馬界を背負う、「時代の顔」として活躍してきた。
今回、50歳になったいまも第一線で戦うジョッキーへの質問を、読者から募った。
多くの問いが寄せられたが、その内容は、過去のダービーや騎乗した名馬たちとの思い出から、私生活、年齢を重ねる中で意識することなど、騎手としての実績と人気を裏付けるかのように多岐に及んだ。
編集部で厳選した50の質問をぶつけると、天才ジョッキーは、ときに往時を思い浮かべ、ときに笑顔で、真摯に答えてくれた。
Q1 今年は令和元年ダービーです。30年前の平成元年、ウィナーズサークルが勝ったダービーの思い出はありますか?
僕が乗ったのはタニノジュニアス(10着)ですよね。僕にとって2度目のダービーでした。その思い出はというと……(女優の)黒木瞳さんが府中まで応援に来てくださっていたことですね(笑)。その前に、京都で食事をご一緒する機会があって、「今度応援に行きたいわ」とおっしゃってくれて、「じゃあダービーでぜひ」という流れでした。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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