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セナ、シューマッハー、ハミルトン。
鈴鹿GP予選に挑んだ最速の系譜。

posted2018/10/01 08:00

 
セナ、シューマッハー、ハミルトン。鈴鹿GP予選に挑んだ最速の系譜。<Number Web> photograph by Getty Images

昨年の鈴鹿では、ハミルトンが予選で11年ぶりにコースレコードを破りPPを獲得した。

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尾張正博

尾張正博Masahiro Owari

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 いよいよ10月5日から、F1日本GPが三重県の鈴鹿サーキットで開催される。今年の日本GPは鈴鹿で開催される30回目の記念大会だ。幾多の名勝負が繰り広げられた鈴鹿でのF1。中でも世界一難易度が高いと言われるコースで限界に挑む予選は、レースとは違ったドラマを生んできた。

 1分40秒042――これは鈴鹿で初めてF1が開催された1987年にフェラーリのゲルハルト・ベルガーが記録したポールポジション(PP)タイムだ。

 実はこのタイムを上回るスピードで1~2コーナーを通過していったドライバーがいた。チームメートのネルソン・ピケとタイトル争いを繰り広げていたウィリアムズのナイジェル・マンセルだ。

セナ、シューマッハーの輝き。

 しかし逆転王座を懸けて臨んだ金曜日の予選1回目で、2コーナーを猛スピードで立ち上がったマンセルのマシンは、直後のS字の入口でコントロールを失ってタイヤバリアに激突。そのまま病院へ運ばれたマンセルにはドクターストップがかかり、ピケの3度目の王座が決定した。

 このベルガーの初PPタイムを3年連続で更新したのが、アイルトン・セナだった。セナが持つ最多PP獲得回数はすでに更新されてしまったが、161戦で65回、40.4%という高確率は、100戦以上参戦したドライバーの中で断トツの1位。“ミスターPP”に相応しい数字として燦然と輝く。

 2000年代に鈴鹿でPPを取り続けたのが、ミハエル・シューマッハーだ。その兄にストップをかけたのが、'05年のラルフ・シューマッハーだった。しかし、この年の予選は途中から雨が降る中で行われた。しかも、当時の予選は1人ずつアタックしていたため、ラルフの鈴鹿初PPは、終盤にアタックした有力ドライバーたちが不利を被るなかで手にしたものだった。

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