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バイエルンの退屈な1強支配にメス!
ブンデスの斬新すぎリーグ改革案。 

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遠藤孝輔

遠藤孝輔Kosuke Endo

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posted2018/03/10 11:30

バイエルンの退屈な1強支配にメス!ブンデスの斬新すぎリーグ改革案。<Number Web> photograph by Getty Images

ドルトムントを下した2017年ドイツスーパー杯、表彰式後。毎度こんなポーズを見せつけられたらバイエルンファン以外は……。

名手エッフェンベルクの大改革案。

 一方で、元ドイツ代表のシュテファン・エッフェンベルクは、もっと大掛かりな改革を提案している。リーグの構造自体にメスを入れるというアイデアだ。

 まず開幕前の時点で、トップリーグの18チームをグループA、グループBに9チームずつ分ける。各チームは同じグループの対戦相手とクリスマスまでにホーム&アウェーの計16試合を消化。各グループの上位4チーム+グループAとBの5位で成績の良いチームがグループIに進出し、1月から5月にかけて優勝および欧州カップ戦出場権を争う。

 そして、残りの9チームはグループIIで残留を懸けたサバイバルに挑むという構図だ。前半戦の成績は反映させず、グループI、IIは勝ち点や得失点がゼロのフラットな状態でスタートする。

 この“エッフェ案”はギリシャやベルギーが導入済みの優勝プレーオフとは異なり、欧州の主要リーグでは類似例のない斬新なアイデアだ。もちろん、グループIへの参加権を逃したチームのモチベーション低下に加え、グループIIへのファンの関心度の低下など気がかりな点は思い浮かぶ。

 それでもエッフェは『Sport1』で「夏のドローイベントはドイツ中で注目を集める巨大なイベントになるだろう」と熱弁し、自身の改革案に自信たっぷりの様子だ。ちなみに、「ウインターブレイクは撤廃する」とも主張している。

 他にも50+1ルールの撤廃やテレビ放映権料の分配率の見直し、さらにはドラフトやサラリーキャップ制の導入など、ブンデスリーガを再びエキサイティングにするためのプランはいくつも挙がっている。はたして改革へと舵を切るのか、それとも伝統重視で変革を避けるのか。華々しく映るブンデスリーガが岐路を迎えているのは間違いない。

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