福岡堅樹の名言
僕は効率を重視して生きてきました。勉強も短い時間で集中する。ラグビーの練習もそうでした。でも、ラグビーのおかげで「効率だけではやっていけない世界」を知ることができたと思います。
福岡堅樹(ラグビー)
ラグビー日本代表の左ウイング、福岡は福岡高校時代、ラグビーに打ち込みながらも医学部を目指していた。ラグビーへの思いは捨てがたく、1浪後に筑波大学情報学群に入学したが、いずれは医学部に編入したいという希望を持っている。クレバーな福岡は、何ごとにも根拠を求め、合理性や効率を追求する。勉強も、練習もそうだ。「僕は練習の長さを計算して、体力の配分を考えることが多かった」。しかし、エディー・ジョーンズ監督に怒鳴られたことで考え方が変わったという。試合形式の練習中、相手が蹴ったボールを福岡が背走して追ったが、相手に先に追いつかれてトライを許した。「100%のスピードで戻っていれば、トライを防げた。『グラウンドから出ていけ』と言われ、練習に入れてもらえませんでした」。100%の力を出しきることの大切さを監督は教えたかったのだろう。「今までの人生で一番死に物狂いになっていますね。怪我が怖いけど、それを恐れて余裕を持てるほど突出した選手ではありませんから」
Number880号(2015/06/18)
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