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鈴木誠也が語る“LINE友達”大谷翔平への思い「彼の活躍があるから、僕も…」 打撃センスにカブスのエースは「味方で良かったよ(笑)」
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2022/04/23 11:03
週間MVPを獲得するなど、メジャー1年目ながら好調をキープしているカブスの鈴木誠也
メジャーには「Patient Hitter」という表現がある。直訳すれば「我慢強い打者」。特徴は、初球を見逃す傾向が強い、ボール球には手を出さない、自分の得意なゾーンに来るまで脇目も振らない。日本の打者で最初にこの称号を得たのは「RBIマシン」と呼ばれ、口うるさいニューヨークのメディアから大きく評価されたヤンキース時代の松井秀喜さんだったことを思い出す。
LINE友達・大谷翔平への思い「彼の活躍があるから…」
日本の新人選手が開幕から第2週に週間MVPを受賞したのは18年の大谷翔平に並び最短にもなった。同学年であり、LINEで連絡を取り合うふたりは、互いに高め合う存在でもある。
「僕の場合はたまたまだと思うんで(笑)。まぁ、僕なりに頑張りたいなと思います」
「同学年で頑張ってくれていますし、彼の活躍があるから僕もここでやれていると思う。もちろん今までの日本から来ている先輩方が頑張っているからこそ。僕もしっかり頑張って、次に日本から来れる選手たちも評価が落ちないようになんとか続いて頑張りたいなと思っています」
「鈴木」という同じラストネームをもつイチローさんがかねて口にする言葉がある。
「3年続けて、初めて本物」
鈴木誠也が見据えるものも、そこにある。
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