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代打・重信が逆転2ラン、原采配ピタリ!
菅野5失点KOも巨人がヤクルトに辛勝。
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2020/06/26 21:45
巨人・原辰徳監督(別日撮影)
<6月26日 セ・リーグ>
ヤクルト 5-6 巨人
巨 0 1 0 0 0 0 1 2 2 : 6
ヤ 0 0 0 0 0 5 0 0 0 : 5
勝:澤村拓一 1勝
S:デラロサ 3S
負:石山泰稚 1敗
巨人にとって今季初の敵地でのゲームとなったヤクルト戦。先発を託されたのは開幕戦で白星を挙げた菅野智之。この日も変化球を巧みに操りながら危なげないピッチングでスコアボードに0を積み重ねていく。一方、ヤクルト先発・石川雅規も、陽岱鋼にホームランこそ打たれたが、粘り強い投球を披露し、試合は緊迫した投手戦となった。
試合が大きく動いたのは6回裏。この日、菅野から初めてノーアウトのランナーを出したヤクルトは、続く2番・山田哲人がバックスクリーンに叩き込む豪快な一発で逆転に成功した。その後も好調の山崎晃大朗、さらには嶋基宏にもタイムリーが飛び出し、菅野をマウンドから引きずり下ろした。
それでも粘る巨人は3点を追う8回表、ヤクルト4番手・マクガフを捉えてチャンスをつくると、ベテラン中島宏之がタイムリーツーベースを放ち、1点差。続く9回表には回またぎで登板したヤクルト・石山泰稚から、代打・重信慎之介が値千金の逆転2ラン。原辰徳監督も驚く伏兵の一発で、エースの黒星を回避した。