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藤浪晋太郎の勇気と復活を信じたい。
大阪桐蔭、阪神でずっと「ええ子」。

posted2020/03/28 11:30

 
藤浪晋太郎の勇気と復活を信じたい。大阪桐蔭、阪神でずっと「ええ子」。<Number Web> photograph by Toshihiro Kitagawa/AFLO

2012年夏の甲子園決勝、大阪桐蔭のエースとして君臨した藤浪晋太郎。野球ファン誰もが甲子園で再びその雄姿を待ち望んでいる。

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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Toshihiro Kitagawa/AFLO

 2014年の日米野球、私は京セラドーム大阪のスタンドで日本チームが整列するのを見ていた。大谷翔平と藤浪晋太郎が横に並んだ。「あ、やっぱり藤浪の方が背が高い」と思った。2人はこの時期には両リーグを代表する若き先発投手であり、ライバルだった。

 藤浪晋太郎は中学強豪野球チーム「大阪泉北ボーイズ」から、大阪桐蔭に入学。大阪のボーイズやリトルシニアの野球少年にとって大阪桐蔭は、当時から最高の進学先だった。

 すでに190センチ近くあった藤浪は、図抜けた存在だった。早くも1年生の2010年夏の地方大会でエース福本翼に次ぐ2番手として登板。2年生でエースとなり、3年生になった2012年には甲子園で春夏連覇を果たした。

選抜では大谷に本塁打を浴びたが。

 以下、藤浪晋太郎の甲子園戦績である。

<2012年選抜>
1回戦 ●花巻東2-9大阪桐蔭○
9回 8被安打 12奪三振 2与四死球 自責点2
※大谷翔平に本塁打を打たれる

2回戦 ●九州学院3-5大阪桐蔭○
9回 6被安打 8奪三振 3与四死球 自責点1

準々決勝 ●浦和学院2-3大阪桐蔭○
4回 6被安打 6奪三振 0与四死球 自責点0

準決勝 ○大阪桐蔭3-1健大高崎●
9回 7被安打 9奪三振 4与四死球 自責点1

決勝 ○大阪桐蔭7-3光星学院●
9回 12被安打 6奪三振 2与四死球 自責点3

 準々決勝のみ澤田圭佑(現オリックス)が先発し、藤浪は救援にまわったが、他の4試合は完投勝利した。

【次ページ】 春夏連覇、9勝0敗に防御率1.07。

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