Number ExBACK NUMBER
「稲垣さんの連続写真を載せましょう!」
石川遼×稲垣吾郎の止まらないゴルフ談義。
text by
寺島史彦(Number編集部)Fumihiko Terashima
photograph byAyako Masunaga
posted2020/03/03 15:00
撮影中から、2人は笑顔が絶えなかった。とても久しぶりに会ったとは思えない意気投合ぶりだ。
稲垣「マスターズのグリーンって」
対談中、石川選手が最も熱く語ったのがパッティングとグリーンの相性について。
パッティングでの打ち方やグリーンの芝について話が進んでいく中で、稲垣さんが「気になる」と話したのは、マスターズが行われるオーガスタ・ナショナルGCの「グリーンの速さ」だった。
稲垣「マスターズのグリーンって大理石みたいに速い、っていう人がいますよね。あれは実際、どうなんでしょう?」
石川「いや、そんなには……」
稲垣「そこまで速くないですか」
石川「たぶんマスターズは12.5フィート(グリーンの速さを示す数値)くらいだと思います。この数値だけだと、日本にもこれに匹敵するコースはいくつもあります。ただ、マスターズは傾斜がきつい」
稲垣「だからなのか。ほら、パッティングでチョン、と打っただけでどこまでも転がっていくシーンがよくあるじゃないですか」
石川「ありますね。高低差の激しい、特殊なコース形状なので」
稲垣「生で観てみたいなあ、オーガスタは憧れです」
石川「雰囲気もすごくいいですよ。隅々まで整備も行き届いていて、ほかのゴルフ場では真似できないくらい、莫大な費用もかかっているはずです。たとえばあのコースは、冬は雪を被っちゃうんですけど、あまり長引くと芝に悪影響が出る。だから対策としてグリーンの下に暖房設備のようなものが入っているそうです」
稲垣「すごいな! なんだか高級ワインみたいですね」