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「稲垣さんの連続写真を載せましょう!」
石川遼×稲垣吾郎の止まらないゴルフ談義。
text by
寺島史彦(Number編集部)Fumihiko Terashima
photograph byAyako Masunaga
posted2020/03/03 15:00
撮影中から、2人は笑顔が絶えなかった。とても久しぶりに会ったとは思えない意気投合ぶりだ。
石川「稲垣さんはどんなウェア?」
冒頭の会話は、厳密に言うと、「着座して」から最初のやり取りである。というのも、すでに対談前のフォトセッションから2人のトークは熱を帯び、再会を懐かしむどころか、撮影中の会話でゴルフクラブのメーカー名が飛び交うような状態だったのだ。
ときにゴルフを離れて趣味の話となり、再びまたゴルフへ戻ってくる……。一向に終わる気配を見せない2人の対談は、気が付けば終了予定時間を大幅にオーバー。本編に掲載できなかったエピソードも多かった。本稿では、その一端を少しだけ紹介したい。
プレーを楽しむのみならず、プライベートで観戦にも訪れるほど、稲垣さんのゴルフ愛は深い。その魅力は「景色も素晴らしいし、ファッションも楽しめること」だという。石川選手は稲垣さんのラウンド中のファッションについて尋ねた。
石川「稲垣さんは、どういう感じのゴルフウェアが好みなんですか?」
稲垣「暗い色が好きなので、黒が多いですね。黒いニットの中に白いシャツを忍ばせるとか。つまり普段の私服とあまり変わらない(笑)」
石川「ゴルフ場では色味の鮮やかな服を着ている方、結構多いですね」
稲垣「石川選手はデビューした頃、赤いパンツでしたよね。その影響も大きいんじゃないですか? 男子プロでは赤いパンツってイメージがなかったです」
石川「確かに、赤はそんなにいなかったですね」
稲垣「やっぱり。それは大きいと思うな。あとゴルフ場だとクラブハウスから、パターの練習場が見えますよね。ピンクとか派手めのウェアを着てる人は若い人かな、と思って近づくと、50歳くらいだったり(笑)」
石川「稲垣さんみたいに私服と同じ、という方もいれば、普段とのギャップを楽しんでいる方も多いでしょうね」
稲垣「ゴルフ場ってある種のステージ、なのかもしれない。ウェアは衣装だと捉えるとわかりやすいかもしれません。そうだ、最初お会いした時に白いポロシャツを頂いて。今もちゃんととってあります。もったいなくて着てはいないけど」