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日本で6戦2勝→米3冠レース有力馬。
マスターフェンサーの状態が急上昇。

posted2019/06/07 17:00

 
日本で6戦2勝→米3冠レース有力馬。マスターフェンサーの状態が急上昇。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

ベルモントSにエントリーしたマスターフェンサー。日本馬としてアメリカ3冠の舞台で存在感を見せられるか。

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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Satoshi Hiramatsu

 今週末のアメリカ。ニューヨーク州にあるベルモントパーク競馬場でベルモントS(GI、ダート2400m)が行われる。

 同レースはアメリカ・クラシック3冠の最終レース。日本でいえば菊花賞に相当する競走だが、大きな違いは1冠目のケンタッキーダービーから僅か5週間でこの3冠目が行われるという点である。

 皐月賞と日本ダービーこそ春に行うが、菊花賞だけは秋の日本に対し、アメリカのトリプルクラウンは5月初旬のケンタッキーダービーから僅か中1週で2冠目のプリークネスS、さらにはそこから中2週でこのベルモントSが行われるのである。

 つまり日本の場合、ダービーまでの疲労は一度リセットされるものの、秋への成長力が問われる。それに対して、アメリカはいかに疲労を残さずにこの3冠目に駒を進めてくるかがポイントとなる。

 だからこのベルモントS、かの地では“The Test of the Champion”(真のチャンピオンになるためのテスト)などと称されている。

ケンタッキーダービーで凄い末脚。

 そして今年、そのテストを受ける10頭の中にはなんと日本馬が1頭、エントリーをしている。

 マスターフェンサーだ。

 栗東・角田晃一調教師が管理するこの3歳牡馬は、日本国内では6戦して2勝。未勝利戦と500万下条件を勝ったのみで、オープンのヒヤシンスSは4着、伏竜Sは2着に敗れている。

 当然、この成績ではアメリカでも苦戦するものと思われていたが、ケンタッキーダービーでは良い意味で大方の予想を裏切る走りを披露する。最後方から最後の直線で内に潜り込むと、物凄い末脚を発揮。差のない6着まで追い上げてみせたのだ。

 一気に注目度の高まった同馬は、プリークネスSをパスして、直接、ベルモントSに出走することになったのだ。

【次ページ】 「状態は断然良くなっています」

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