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ホープフルSって、なんで34回目?
武豊、ミルコ、ルメールの新記録も。
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島田明宏Akihiro Shimada
photograph byAFLO
posted2017/12/27 17:00
![ホープフルSって、なんで34回目?武豊、ミルコ、ルメールの新記録も。<Number Web> photograph by AFLO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/3/4/700/img_34d131ff03f2cee3e0b83e7943c82378130227.jpg)
デイリー杯を勝ってホープフルSに向かうジャンダルム。鞍上はアッゼ二から武豊に乗り換わり大一番に挑む。
数々のGI馬を生み出したラジオ杯の格。
中山に移って名称が変更されたのは、朝日杯フューチュリティステークスが阪神に移ったのと同時だった。当初からホープフルステークスのGI昇格を見据えていたため、直近の3年のレースレーティング(=昇格基準のひとつ)が高いラジオNIKKEI杯2歳ステークスを前身としたのか。
そうすることによって、阪神にGIを持って行かれる形になった中山競馬場サイドの不公平感を払拭する狙いもあったのかもしれない。
前身レースも含め、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスの勝ち馬からは、イソノルーブル、ナリタタイシン、タヤスツヨシ、メジロブライト、アドマイヤベガ、アグネスタキオン、ザッツザプレンティ、コスモバルク、ヴァーミリアン、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、エピファネイア、ワンアンドオンリーなど、のちのGIホースが続出していた。レースの歴史を振り返るにあたっても、こちらのほうがGIらしいことは確かだ。
過去どちらのレースを参考にするべきなのか……。
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となると、今年のホープフルステークスの勝ち馬を予想するにあたり、検討材料となる過去の傾向は、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスを振り返るべきなのか。
JRAの公式サイトでは、過去10年のデータとして、2013年以前はラジオNIKKEI杯2歳ステークスのそれを使っている。
しかし、中山芝2000mと阪神芝2000mでは、同じ小回りでも勝ちそうな馬のイメージがずいぶん違う。そう思って手元の「週刊ギャロップ」の過去10年のデータを見ると、こちらはオープンのホープフルステークスの結果を使っている。それはそれで出走馬のレベルが違いすぎる気もするので、両方の傾向を少しずつ参考にしながら検討した。
◎ジャンダルム
○サンリヴァル
▲ジュンヴァルロ
△フラットレー
×タイムフライヤー
注ルーカス