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ホープフルSって、なんで34回目?
武豊、ミルコ、ルメールの新記録も。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byAFLO
posted2017/12/27 17:00
デイリー杯を勝ってホープフルSに向かうジャンダルム。鞍上はアッゼ二から武豊に乗り換わり大一番に挑む。
武豊、ルメール、デムーロそれぞれ記録がかかる。
阪神ジュベナイルでも朝日杯でも、実績上位の馬たちがいい走りをした。今年の2歳戦線の結果はあてになると見て、2戦2勝の3頭を上に評価した。
ジャンダルムの武豊が勝てば、GIコンプリートまで残すは朝日杯だけとなる。フラットレーのクリストフ・ルメールが勝てば、武しか達成していないJRA年間200勝に手が届く(それまでに到達しているかもしれないが)。ルーカスのミルコ・デムーロが勝てば、JRA・GI年間7勝となり、歴代単独トップとなる――といったように、ジョッキーたちにはいろいろな記録がかかっている。
有馬記念でキタサンブラックの走りにしびれ、北島三郎オーナーの歌声に酔い、「今年の競馬は終わった」と脱け殻のようになっている人は少なくないはずだ。しかし、せっかくGIが増えたのだから、「キタサンロス」はしばし忘れて、若駒たちのガチンコ勝負を楽しみたい。