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リオの強盗発生率は日本の660倍!?
金哲彦、4度目の五輪解説を語る。 

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金哲彦

金哲彦Tetsuhiko Kin

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posted2016/06/03 07:00

リオの強盗発生率は日本の660倍!?金哲彦、4度目の五輪解説を語る。<Number Web> photograph by JMPA

ロンドン五輪の陸上競技場はテムズ川やヴィクトリアパークに囲まれた場所にあり、観光にも適していた。

オリンピックでは、放送スタッフも戦っている。

 なんといっても、オリンピックや世界陸上など、世界大会の放送業務は名誉ある重要な仕事だ。4年に一度のオリンピックはなおさらである。しかし、やり甲斐がある分ハードワークなのはいうまでもない。

 放送スタッフはみな、長時間の準備や緊張感の高い生放送に、期間中休みなく仕事に追われる。ましてや、ブラジルのように昼と夜が真逆の12時間もの時差がある場合は、よりハードになる。限られた数のスタッフが昼夜の区別なく働き、極度の睡眠不足のなかドロドロ状態で放送業務にたち向かう。代表選手たちもメダル争いで必死に闘っているが、メディアスタッフも別の意味で闘っているのである。

 そんな現場での楽しみは食事である。

 ホテルの朝食バイキングは3日で飽きてくる。

 毎日配達される夕食のお弁当も5日目くらいからう~んとなる。できれば、1日1回くらいは温かく新鮮なローカルフードが食べたい。

 そして、現地の人々と触れあうひととき。南米は初めてだしポルトガル語はできない。でも、陽気な国民性なだけにリオでは街角の食事とお酒を期待していた。しかし、「治安」のことを言われてちょっと心配なのも事実だが……。

次回、東京五輪へ向けた良いステップを。

 解説者としてのオリンピックはアテネ、北京、ロンドンにつづく4回目となる。

 日本選手たちの活躍だけでなく、世界レベルのトップアスリートたちの素晴らしい走りとパフォーマンスを現地からしっかり伝えたい。

 そしてリオは、4年後の東京に向かう日本スポーツ界の重要なステップだ。次は自国開催という溢れるモチベーションをもって、選手たちは全身全霊で闘うだろう。

 日本からの移動距離や時差など、いろんな意味でリオ五輪は思いっきりアウェーの闘いだと思う。それでも、臆することなく堂々と闘い抜いた、そう思えることが次につながる。

 アウェーでの厳しい経験が選手たちをたくましく成長させ、2020年の東京に羽ばたく心の強さを養うのだ。

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