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<健康飲料、産みの親が語る> グリーンスムージーのこれまでとこれから。
text by
林田順子Junko Hayashida
photograph byTakuya Sugiyama
posted2015/07/07 10:00
人気急上昇中の健康飲料が生まれた理由とは――。
好評発売中の雑誌Number Do『食で体が変わる 太らないレシピ』より、
考案した女性のインタビューを一部公開します!
今ではすっかりおなじみになったグリーンスムージー。だが、はじめて真緑の液体を見たとき、誰もが「青汁みたいだけど、おいしいのか?」と思ったはずだ。この衝撃的な飲み物を考案したのが、ロシア出身のヴィクトリア・ブーテンコさんだ。なぜグリーンスムージーは誕生したのか、どんな効果があるのか、本人を直撃した。
きっかけは'90年のアメリカへの移住でした。食生活がアメリカンフードに替わり、それとともに家族が不調を訴えはじめたのです。娘は喘息、息子は糖尿病の症状が出て、夫は甲状腺機能亢進症になり、私も不整脈が出るようになりました。病院にも行きましたが、良くならない。そこで食生活を見直してみようと色々試し始めました。最初に効果を感じたのは完全ローフードの生活。ただ当初はよかったのですが、次第に効果が薄れてきて。そこで、動物の食生活に注目しました。
チンパンジーが食べていたイチジクの葉をヒントに。
人間に最も近い動物といわれるチンパンジーは、DNA配列が90%以上同じです。ということは私たちもチンパンジーと90%以上同じ食生活をするべきじゃないか。そこで野生のチンパンジーが何を食べているかを調べると、食事のほとんどは葉野菜。そして残りの大部分を占めるのがフルーツ、あとは少量の昆虫でした。しかし彼らの食事を、人間の摂取量に換算すると1日500g~1kgの葉野菜が必要となる。そんな大量のグリーンをどうやったら摂れるのか。そこでドリンクにすることを思いついたんです。
最初は葉野菜と水をブレンダーにかけて、鼻をつまんで一気に飲もうとしました。でも本当にひどい味で。そんなときチンパンジーの専門家であるジェーン・グドール博士の本に、ジャングルを歩いていたチンパンジーがイチジクの葉にイチジクを包み、食べていたという記述を見つけたんです。そこで葉野菜にリンゴとバナナと水を加えてブレンダーにかけたところ、とてもおいしくなった。果物を加えるアイデアもチンパンジーにもらったんです。毎日1L飲むようになったら、健康状態が飛躍的に良くなりました。