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「カットインのポイントはふたつある」
ロッベンが語る“必殺”のドリブル論。 

text by

豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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photograph byShin Toyofuku

posted2014/11/25 10:40

「カットインのポイントはふたつある」ロッベンが語る“必殺”のドリブル論。<Number Web> photograph by Shin Toyofuku

リラックスした表情でインタビューに応えてくれたロッベン。度重なる故障を乗り越え、彼のドリブルと得点能力は磨きがかかる一方だ。

「1対1なら、どんな相手も抜ける」

 数週間後、ロッベンはオランダ代表でユーロ予選のラトビア戦を戦っていた。

 彼はあっさりと、右サイドから中に切れ込んで2得点を決めた。

 パスを受け、自らの間合いでしかけ、ギャップをみつけ、時間をかけずにシュートへもっていく――。ロッベンらしさが詰まった2発だった。

「1対1なら、どんな相手も抜ける」

 と彼は言った。

 オレンジ色に身を包んだロッベンに、チームメイトが駆け寄ってくる。

 ネットを揺らした後の、笑顔すら見せないその顔には、キャリアで積み上げてきた強烈な自信が浮かんでいた。

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