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スポーツ界で活発化する
環境問題への取り組み。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
posted2009/07/29 06:00
鹿島DF後藤も参加した廃食用油回収。「スポーツのエコ・プラスバリュー」調査研究の一環
6月20日、Jリーグの鹿島アントラーズ対ジュビロ磐田が行なわれたカシマサッカースタジアムで、一つの試みが形となった。食用油を精製して作られたバイオディーゼル燃料でユニフォームやスパイク等を運搬するチームトラックを運行したのである。
もととなった食用油は、クラブの呼びかけに応じたサポーターが、5月10日の試合でスタジアムに持ち寄ったもの。373世帯から336リットル(市販の600g入りボトルで約560本分相当)が集まったという。ガソリンではなくバイオディーゼル燃料を使うことで二酸化炭素(CO2)削減につながるうえ、不要となった油の回収で環境汚染の防止にも役立つ、という狙いから実施されたプロジェクトである。