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南アに大応援団を抱える
ポルトガルの“地の利”。
~サポーターは50万人の移民~
text by
豊福晋Shin Toyofuku
photograph byDaisuke Nakashima
posted2009/12/14 06:00
昨夏就任したケイロス監督(左から3人目)は、日韓大会前には南アフリカの代表監督も経験
プレーオフの末にワールドカップ出場を決めたポルトガル。南アフリカの地で躍進を狙う彼らには、ちょっと意外な“ホーム・アドバンテージ”がある。
「南アフリカ大会はポルトガルにとってはホームゲームのようなもの。我々は地元の熱いサポートを受けるだろう」
南アフリカの隣国モザンビーク生まれのカルロス・ケイロス監督は、出場決定後にこう微笑んだ。
ケイロスが期待しているのは、現地に住んでいる約50万人のポルトガル系移民(ルソ・スルアフリカノス)の存在だ。
ポルトガルと南アフリカ。両国の歴史を紐解くと、そのつながりは深い。