大谷翔平“結婚発表”から1年…ドジャース記者が振り返る“妻・真美子さん”「何千万ドル稼ぐ夫を持つ女性としては…」米国人が感心した“30ドルのバッグ”―2025上半期 BEST5 

　結局、大谷の新妻が田中真美子さんと判明するまで、それほどの時間はかからなかった。

　当時27歳の彼女は元プロバスケットボール選手で、2019年に日本女子プロバスケットボールリーグ所属の富士通レッドウェーブに入社するまでは、早稲田大学で学んでいた。身長5フィート11インチ（180センチメートル）のフォワードで、田中さんにとって4年目で最後となった2023年シーズンには、28試合に出場していた。

富士通レッドウェーブでプレーした真美子さん（2023年3月）　©︎Naoki Nishimura/AFLO SPORT

　彼女の元チームメイトはすぐに祝福のメッセージを出した。

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〈富士通レッドウェーブでの活躍を通じてたくさんの人に元気を与えてくれた田中真美子さんの新たな門出を心よりお祝い申し上げます〉との文面で声明が始まっていた。そして、〈新しい人生のスタートがお二人にとってより素晴らしいものでありますようお祈りいたします〉と結ばれていた。

好意的に受け止められたZARAのバッグ

　この夫妻の「お披露目」となったのは、ドジャースがパドレスとの開幕戦に向けて韓国へ飛び立つときだった。

　ドジャースの公式ソーシャルメディアのチームは、大谷と彼女がソウルで一緒に飛行機から降り立つ瞬間を切り取り、チームのインスタグラムおよびXのアカウントで公表し、あらためて彼女が大谷の妻であることを文面で追認した。2人は、韓国行きの飛行機に乗り込むときの動画でも姿を見せていた。

　この写真はインターネット上で拡散され、大谷のファンたちはあらためて彼の妻が誰なのかを知ることとなった。

　ドジャースのソウル滞在終盤になると、チームは滞在中のホテルで晩餐会を開き、大谷と彼女がテニス界のレジェンド（そして、少数ながらドジャースの株主でもある）ビリー・ジーン・キングと談笑している姿も公表された。

開幕戦をスタンドから声援を送る真美子さん（2024年）©︎Naoki Nishimura/AFLO SPORT

　彼女はファンたちから好意的に受け入れられた。持っていた小さなショルダーバッグはZaraのもので、定価も30ドル程度。世界的超有名人で年に何千万ドルも稼ぐ夫を持つ女性の選択としては、非常に慎ましやかなものだったからだ。

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